輝く君を見ていたい

強く生きようと頑張る弱小オタクの独り言

行きついた先は想像以上の生き地獄

 

私はとある声優さんのオタクです。

 リアコです。同担拒否です。

 

 

いうても今の推しくんを本格的に応援し始めたのは今年に入った頃からで、きっと新規に分類されるのでしょう。それ以前は6年近く別の声優さんを応援していました。

 

 

以前の推しさんは子役からのキャリアがあり、私が好きになった頃にはそれなりの知名度と人気がありました。しかも当時の自分が中学生だったということもあり、あまり推しさんの現場に行ったりはできませんでした。好きという割にずっと在宅で、その人が演じるキャラクターに湧いてキャーキャー言ってる生活でした(と言っても中学生なんてほとんどそんなものでしょう)。今思えば、この頃が1番楽しかったのかもしれませんね。

高校に入ってからも、高校が俗に言う「自称進学校」な私立高校で、アルバイトが禁止されていた上、友達に誘われ入部した部活が想像以上に忙しく、現場に行ける機会なんて年に1度くらいでした。その頃、小学校以来の友人が、アルバイトをしてそのお金でライブなどに行ってる様子を見て、たまらなく羨ましかったことを思い出します。

 

そして大学生になり、ようやくアルバイトができるようになり、自分で自由にお金を使えるようになった頃、今の推しくんに出会いました。

 

高校卒業を目前にした頃、仲良しグループの中でとあるゲームが流行りました。

友人の推しが出演してることもあったのですが、以前から話題になっていたので推しさんがいない〜などと言いながらもそのゲームを始めました。(ぶっちゃけ、推しさんとは別に好きな声優さんが出てたので、割と迷いなく始めました)

 

そのゲームに出演していたのが今の推しくんです。

 

始める前、あまり気にも止めていなかったキャラクター。その子のボイスを聞いた時、その声と演技に心を奪われたのです。(一目惚れならぬ一聴き惚れだったのかもしれません)

身体中に電気が走ったような衝撃に打たれ、初めてボイスを聴いたときその場から動けなくなったのを今でも覚えています。

CV欄を見てみると、自分の知らない名前。割と色々な声優さんを知ってるつもりでいましたが、正直最近の新人声優ブームに乗り切れていなかった私は、当時その人のことを全く知りませんでした。(ていうか、最近の新人声優ブームは一体どこから来たんですかね?)

 

ヤバイ(何がだよ)と思った私は、すぐにその人について調べました。新人声優さんについては友人の方が詳しかったので、その子に聞いたりもしました。

当たり前ですが、検索している間にその人のお顔を拝見しました。それが、あまりにも、ほんとうにすごくかっこよかったのです。

声優は顔じゃないスタンスでした。(ていうか今でもそうです)ただ、本当に自分の好みな顔で...

 

ものすごく好きな声、好みな演技をする人が、こんなにも顔がいいってヤバくない!!??

 

 

その日から、その人は私のツイフィの好きな声優の欄に名を連ねることになったのです。

 

 

(余談ですが、私には「推し」の他に、「好き」な声優さんが複数人います。「推し」は唯一無二オンリーワンですが、好きはそれなりにって感じです。DDってわけではないです)

 

 

ここまでの、私はただの「ファン」です。この頃までは、以前の推しさんが1番でした。

 

事件(?)が起こったのは去年の末頃。推しさんがある宣言をし、活動を休止しました(この時点でバレてる気がしますがこれ以上詳細を言うと確実にバレるので言いませんが、推しさんは意識が高い方でした)。その時の私はどうしたらいいか分かりませんでしたが、なんとなくいつかそんな事を言う気がしていたので意外に心穏やかでした。(もしかしたらすでに、心が離れてたのかもしれませんね)

 

そして私は何を思ったのか、推しさんがいない間現在の推しくんを追いかけてみようかな、なんて思ったのです。旦那の出張中に不倫をする妻みたいなよく考えると下衆な考えですが、そんな思考が浮かぶほど以前の推しさんから心が離れていたのか、現在の推しくんに心を奪われていたのか。きっと、その両方だったのでしょうね。

多分6年も好きだったと言う(歴だけなら)立派な経歴を持っていたせいか、きっとこうでもしないと離れられなかったんだと思います。

 

でも、この時の私はきっと私が今のようになる事を想像していなかったでしょう。

 

初めて、今の推しくんが出てるイベントに行ったのは2月でした。現地で見る推しくんは、想像以上に可愛くて、本当に素敵でした。その次の週、友達に誘われてとある作品のライブのライブビューイングに行きました。正直その作品は以前ゲームをやっていたけど、ゲームシステムが微妙で辞めてしまった作品でした。ただ、曲を聞いたらあまりにも良い上、今の推しくんが出てると聞き、すぐに一緒に行く事を決めました。

 

私はそのライブビューイングを見て、完全にその人を大好きになりました。

 

あまりにも、本当にあまりにもかっこよくて涙が出ました。終わった後、足が震えて歩けなくなりました。

「あぁ、私はこの人が好きなんだ。本当に」

その日、完全に以前の推しさんを降り、今の推しくんを応援するという事を、身内に宣言しました。

 

その時から私は狂ったように推しくんの出てる作品をチェックし、今までにないハイペースで現場に行きました。推しにお手紙なんて書いた事なかったのに(字が汚いので手紙を書くのが苦手でした)めっちゃお手紙書いて、ついにプレゼントまで送るようになりました。まだして無いですが今後お花送る予定です。

 

本格的に応援し始めて1ヶ月たった頃、今の推しくんへの感情と、以前の推しさんへの感情が違う事に気付きました。

以前の推しさんに関しては、同担さん全然大丈夫で、数少ない私の赴く現場で会うのが楽しかったのですが、今の推しくんに関しては、彼のTwitterにリプしている人を見るだけで本当に無理で、リプライをしている人を片っ端からブロックしました。いわゆる同担拒否になっていたのです。

 

付き合えるなんて思っていない。けど、推しくんが活躍する姿をできるだけ生で、できるだけ近くで見たい。会えない期間が長いと、本当につらくて、苦しくて、でも次の現場で推しくんの姿を見た時、その事を全て忘れるほどの多幸感に包まれます。シャブ中のような発言ですが、きっとこれが恋なんでしょうね。(恋は麻薬なんて言葉を考えた人は天才ですね)友人という主治医からリアコと言う病名を突きつけられたのも、自分が同担拒否であると言うことを自覚したのと同じ頃でした。

 

こうして私は、リアコ同担拒否という地獄のようなオタク生活を送る事になったのです。

 

(正直な話、同担拒否になった所以は別のところにもあるのですが、ちょっと長くなるのでここでは割愛します。多分今後話す機会がくると思います。)

 

 今やほぼ生活の中心は推しくん。バイトで稼いだお金はほとんど現場やプレゼントのためのお金になりました。

 

だからこそ、楽しいことばかりではありません。

 

最近なんとも言えない虚無感に襲われる事が多くなりました。

「なんで私こんなことしてるんだろう?」

友達のインスタを見れば、彼氏がいたり、友達同士でお揃いでディズニーに行ったり、おしゃれなレストランでランチしたり、みんな女子大生らしくキラキラした生活を送ってる。

自分は?こんなに推しくんのために手紙を書いても、読まれてないかもしれない。プレゼントはメルカリで売られてるかも。どんなに現場に通っても、どうせ覚えてもらってなんかいない。

こんな事してなんの意味がある?現場だって、その時の幸せが一生続くわけじゃない。推しくんからのレスだってどうせたまたま。むしろ干されてる気さえするのに。

 

何も考えずに突っ走って、冷静になってボロボロ泣いてる。こんなに苦しいなら、いっそオタクをやめたい。

 

定期的にこんな感情が襲ってきます。

生き地獄だなって感じます本当に。

 

こんなに苦しいのに、推しくんが大好きだから担降りできない。大好きだから死ぬ事も許されない。昨年末の私は、こんな苦しい思いをするなんて絶対に思ってなかった。

 

ゆめみてたのあたし

ゆめみてたのあたし

  • DAOKO
  • J-Pop
  • ¥250

 

対等の 価値ある 何かを ありったけ

あたしにだけ

運命 奇跡 導きがあって

あなたに会えたあたしは幸せ

 

足りないものしかない

足りないものしか見えない

あたし以外のすべて

きらめいて見える理由

 

 

あまりにも、自分の思いとマッチする曲なので紹介しておきます。

 

 

それと、同担拒否になって、リアコになって、嫌いなものが増えました。

自分と合わないオタクが本当に嫌いになったし、最近友人のオタ活の文句まで言ってしまいました。人には人の応援の仕方があるとわかっています。だからこそ、嫌いなものが増えてどんどん心が狭くなる自分が本当に嫌いです。前まで私だって、自分が嫌いな「在宅口だけ女」だったんですから。

以前は殆どの垢が公開アカウントだった私のTwitterはほぼ全ての垢が鍵付きになり、狭い世界で生きるようになりました。

 

思ったより長い文章になってしまいましたがもうしめます。

 

定期的にくる虚無感と自己嫌悪と戦いながら、推しくんだけが私に与えてくれる幸せを頼りに、強く、強く生きていきたいです。

 

いつかこの生き地獄から抜け出したい。